そんな電子書店の中で、出版社に「電子書籍」という概念がまだほとんど存在しなかった2000年に創業したeBookJapan。今でこそ同社も文芸書/一般書籍を取り扱うが、その強みはやはりコミック。インプレスR&D インターネットメディア総合研究所「電子コミックビジネス調査報告書2012」でも有料電子コミック利用者の「電子コミックの購入先」(複数回答)で最も利用者の多い電子書店となっており、「マンガNo.1」の地位は揺るぎないものとなっている。 そして先日、eBookJapanのマンガの販売ラインアップがついに10万冊に到達した。1冊当たりの厚さを1.5センチ(一般的な単行本とコミックスの平均値)とすれば、それを積み上げると何と1500メートル。講談社『進撃の巨人』の「超大型巨人」(60メートル超)で換算すれば、25人分。これはもう、マンガの巨人といってよいのではないだろうか。 そんなeBook