岩手・大槌町長選に宮城・利府町議立候補へ 東日本大震災に伴う特例法で延期している岩手県大槌町長選で、同町出身の宮城県利府町議太田賢氏(68)が無所属で立候補する意向を固めたことが13日、分かった。時機を見て正式表明する。 太田氏は河北新報社の取材に対し「地元のため、命を懸けて復興に取り組みたい」と語った。複数の大槌町議が震災後、出馬を要請していた。 太田氏は釜石商高卒。1995年の利府町議選で初当選、現在4期目。同町議選は震災の影響で9月に延期されている。 大槌町長選には、元町総務課長の碇川豊氏(60)が昨年12月、立候補の意思を表明している。震災で死亡した町長の職務代理者を務める東梅政昭副町長(66)は20日で任期満了を迎えるが、町長選への立候補について態度を明らかにしていない。 大槌町は町長選を8月末までに実施する方針。ただ、町は住民の正確な人口を把握できておらず、選挙人名簿作