いきなり重たい話で恐縮なのだけれど、妹の息子の学校のPTAであった話。 がんの治療を受けている(あとでそう分かった)お母さんが断り切れずに「委員長」になってしまった事件があったという。 しかし、病状が思わしくなく、1学期の途中、「交代する」との連絡が会員に配られた。 そして、夏休みが終わったら、亡くなっていた。 がん治療中というのは、あまり人には言わない。言えない。 だから、全員に強制力を持つPTA活動の中では、そういう人にまで網がかかる。 実は、一昨年、わりと近所のPTAで似たことがあった。 その時ぼくはニュージーランドにいたので詳しいことはリアルタイムでは知らないのだけれど、やはり、重たい病気で入退院を繰り返している(もちろん、あとでそう分かった)お母さんが、ある委員会を引き受けざるをえなくなった。 当然、定例会の欠席も多く、連絡もつきにくく、あの人は無責任なんて批判もあった。