ブックマーク / ensaigaisai.seesaa.net (3)

  • アルゼンチン

    ここ数日、アルゼンチンに関して再びデフォルトか、という騒ぎになっているようです。 数日前に、以前のデフォルトの時に債務再編に応じなかった債権者に対し、アメリカの連邦地裁が平等に扱うようにという判決を出したことが問題のきっかけ。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDVG2Q6S972Y01.html 早い話がこれを受けてアルゼンチンはすべての支払いを止めようとしているわけで、払わなければならないものをはらわなければデフォルトですね。 もともと債務再編に応じなかったのはヘッジファンドの一部でありまして、彼らはもちろん法律や発行要綱などをしっかりと読み込んだうえで勝ち目があると考えてやっていた。その結果が今回の地裁判決につながったわけです。2001年のデフォルトの時多くの債権者は債務再編に応じた(日の方々も結構損したはず)のですが、この債券にはCAC条項

  • AIJについておまけ。

    毎日新聞のネット記事から引用させていただきます。 「投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都中央区)の年金消失問題を機に、全国の厚生年金基金に旧社会保険庁(現日年金機構)OBが05年時で600人以上、天下りしている実態が明るみに出た。多くはノンキャリアで、資産運用の経験は乏しいとされる。構造的な天下りが問題を拡大した一因ともみられ、OBの一人は毎日新聞の取材に「資産運用の経験は全くなく責任を感じる」と述べた。一方で、別のOBは「相手がうその説明をすれば誰が運用しても結果は同じ」と強調した」 まあ天下り自体はこれまで慣行を誰も是正してこなかったから人たちのせいではないということも出来ましょう。ただ、やはり運用の責任者なのだから運用の責任を負う。これは動かしがたい事実です。その責任者が 相手がうその説明をすれば誰が運用しても結果は同じ などとほざいているとしたら、同じような運用の世界にいる人

  • 同族・ファミリー企業

    商工中金が出しておられる機関誌「商工金融」の2月号巻頭言で神戸大学大学院経営学研究科の加護野教授が「ファミリー企業の強さ」というタイトルで書いておられます。要するにこれまでイメージのよくなかった「ファミリー企業(同族企業)」の強みを再認識すべきだというものです。 文の焼き直しになってしまうのですが、日を代表する高収益企業(特に輸出企業)のうちトヨタはもとよりスズキなどが現実に同族で、米国でもビッグスリーのうちつぶれなかったフォードだけが同族支配が残っている、と書かれているのを見て、なるほど、と感じました。加護野教授は肩書きからもわかるとおり素人ではなく経営学の専門家ですが、最近の経営学の専門家の間で見直しの機運が出ているというのは興味深いことです。たまたまかんべえさんのブログでもトヨタの社長がトヨダさんであることの重要性を書いておられました。たぶん根っこにあるのは同じことだろうと思いま

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