ブックマーク / nekoprotocol.hatenadiary.org (25)

  • はてなスターのリミックス文芸をクリップしたい。 -

    レッツポジティブシンキンでリア充ゲットだぜでいただいたスターコメントのリミックス文芸にひどく感動した。クリップしたい。☆差し上げたい。 id:superartlife「おっぱいもみもみやで!」 あんたそればっかりだ。 id:llena「東京で一二を争う美少女が二人おっぱい好きなんですよって言ってました」 みなさんはおっぱいが好きすぎる。 id:testin「もつ鍋には美少女の気管とか小腸とかおっぱいとか あ…いつのまにか美少女が一人いないんですけど」 リミックスで人賞て。

    はてなスターのリミックス文芸をクリップしたい。 -
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    objectO 2007/10/04
    リミックスで食人賞てどんだけ食人ワードにあふれてたんかっツー
  • いま感じている悲しいとか楽しいとかキモいという気持ちを否定しない -

    いま目の前で仔が死んでいく様子を見て悲しいと思ったり、ディアボロの大冒険をやって楽しいと感じたり、揚げ足取り議論を見てキモいと思ったりすることがすくなからずある。 特にネガティブな感情の「キモい」あたりは、キモいと思うおれがキモいんだキモいとか思っちゃいけないんだこんな感情消さないといけないんだなんてことになりがちで、ただそうやって感情を押し込めて論理やらなにやらで自己解決に走るとたいていあとがつらい。 そうじゃない。キモいという感情は物でそれは疑っちゃいけないものなのだ。 ただし、そのキモいという感情を生み出した心のルールがどうやって自分に組み込まれたのか、そこは疑ってよいのだと思う。 その「疑うための道具」の一つが創作なのだと思う。とりわけSFはもっとも使い勝手のよい道具だと思う。*1 私がSF(っぽい)創作を書くのが好きな理由はそこです。 *1:SFとか創作とか言わなくても、思考

    いま感じている悲しいとか楽しいとかキモいという気持ちを否定しない -
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    objectO 2007/10/03
    そのルールがどういったものなのか探るのは、自分のであれ他者のであれとても愉しいと思うのです。
  • あの頃のおれたちはいつもちんこを握ってドッグファイトしてた。 -

    中学になりたてのあの頃。ちんこがそれなりに育ち、手で握れるくらいになったおれたちは誰に習うでもなくちんこドッグファイトをしていたように思う。 マクロスなりトップガンなりの、その時代時代の戦闘機モノ作品があり、それにあこがれたおれたちは操縦桿のかわりにちんこを握ったのだ。 ちんこさえ握れば、ちんこを握りさえすれば、フォッカー大佐やトムクルーズになりきれるのだった。 あの頃はちんこを握って大空を舞う、ただそれだけで楽しかった。3時の方向からミサイルが尾を引いて迫り来る。旋回、宙返り。バックをとった。ロックオン。親指でトリガーカバーを弾き、ミサイル発射ボタンを押す。撃墜。また、ノーズの星を描き足さなきゃな。なんて……。 それがどうだ? いつからだろう? ちんこを握っても興奮しなくなったのは。大空を飛べなくなったのは。 多分、何かの作品を見てからだと思う。 救出したヒロインをコックピットに乗せ、敵

    あの頃のおれたちはいつもちんこを握ってドッグファイトしてた。 -
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    objectO 2007/09/28
    どうしてこれで綺麗にまとめたフリが出来るのかわからない。おなかいたい
  • 論理飛躍する絵描き歌に従って絵を描いてみた -

    幼児の論理飛躍っていうのはえてしてわけがわからないもので、つい先日彼女の絵描き歌に付き合っていましたところ「まーるかいてちょん、まーるかいてちょん、おまめにめーがでーて、まーるかいてちょん……」 歌詞の変遷はおして知るべし。*1 *1:写真は当時の再現フォト

    論理飛躍する絵描き歌に従って絵を描いてみた -
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    objectO 2007/09/25
    これを思い出した。(大本のサイトを見た覚えがあるが思い出せない)>http://b.hatena.ne.jp/entry/http://yet.s61.xrea.com/mt/archives/000345.html
  • セルフ・ディフェンス・フォウス -

    街は怪獣に襲われていた。 東京タワーがひしゃげ、まわりのビルも倒壊している。巻き上がる黒煙が陽光をさえぎり、あたりは薄暗い。いや、あちこちで炎があがりその付近だけは黒煙をオレンジ色に照らしている。 自衛隊の戦車もつぶされた。戦闘機も怪獣の怪光線で蒸発してしまった。この世のおわりだ。 僕はふらふらと路上に歩き出す。すると向こうから翼の生えた悪魔のような化け物が飛んできた。怪獣だけじゃなく他の化け物もうろついているんだ。 目の前で悪魔が大鎌を振り上げる。僕が頭をかかえてしゃがみこむと、誰かが僕と悪魔の間に飛び込んできた。 何もおきない。 おそるおそる目を開けると自衛隊の迷彩服を着た女の子が立っていた。 「大丈夫?」 「あ、はい」 高校生くらいに見える。僕のお姉ちゃんと同じくらいかな。と、その後ろにまだ悪魔が立っているのをみて僕は震える。 「大丈夫だって。こいつには《再帰関数》を送り込んだからも

    セルフ・ディフェンス・フォウス -
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    objectO 2007/09/13
    来た!
  • おれたちは女性の「高校のころの写真」を見たときのベストな回答を捜し求めている。 -

    女性の「高校のころの写真」というのを見たときにどう回答するのがベストなのかというのをずっと考えている最近のおれなのだけれど、乙女心をこれっぱかしも理解していないおれですら 「かわいいなぁ。あ、や、いまはいまでかわいいよ」 がバッドアンサーであることくらいはわかるのであった。いまはいまで、て。 かといって 「かわいいー。あれかな? おれたちに娘が生まれたらこんなかわいい高校生になるんかなー」 とかだといろいろでしゃばりすぎというか、結婚とか子供とか発言していいか悪いか見極めないと命取りになりかねない。 とこうなると、ベストとまでは行かなくともベターな回答は 「このころからかわいかったんだねー」 あたりが、過去を肯定しつつ目の前の彼女をも褒めていていいのかなと思いつつ、そもそも「高校のころの写真」を見せてくれるような親密な間柄の女性がおれにはいないのでどうでもよかった。世界など滅べばいい。

    おれたちは女性の「高校のころの写真」を見たときのベストな回答を捜し求めている。 -
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    objectO 2007/09/12
    卒業アルバムの担当だったので適当な二人組みの写真をハートに切り抜いたりしたな。そんな男子校の思い出
  • 帽子姿の紳士が一人、古びた駅のホームを歩いている。 -

    帽子姿の紳士が一人、古びた駅のホームを歩いている。 「卿、お待ちください」 後ろから声をかけられ紳士が振りむく。警察署の刑事だった。薄汚れたスーツのポケットからハンカチを取り出し鼻をかむ。 「……失礼」 「また君か。わしへの容疑は晴れたんじゃなかったかね?」 紳士は肩口のほこりを払いながら軽く受け答えする。何かを心配しているといった表情はまったくない。 「いやたしかに何の証拠もありませんでした。そのご立派なスーツについていた煤も証拠としては不十分でしたし、焼け残った白骨からもあなたとの関連はなにもなし。彼を殺す動機も不明ですしね」 「なら用はなかろう」 そういって立ち去ろうとする紳士に、あわてて刑事がかけより小声でつぶやく。 「……いままでは」 紳士の眉がピクリと動き、刑事に向き直る。 「いままでは? 何か証拠が見つかったのかね?」 「あ、いや、まだ見つかってはいないんですが、その前にお話

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    objectO 2007/09/10
    そうか、そういうオチの付け方をするかっ
  • 中二のころ流行った超空間接続妄想 -

    中二のころのおれの中で流行った妄想といえば超空間接続妄想なのだけれども、これはようはどこでもドアで妄想するということである。実際にはドアというよりも、こう、5cm角くらいの平面がいきなり宙に浮かんでいて、それがどこか遠くとつながっているようなイメージで、しかも中二男子が妄想する《遠いどこか》といえば女性のおっぱいか股間と相場が決まっているのである。 ある日おれがテレビを見ながらぼんやりしていると、目の前に白い超空間平面が現れる。おそるおそる指を伸ばし、その白い超空間平面をつつく。「はふん!」 え? この声ってもしやと思ってテレビを見ると、滝川クリステルが頬を染めているのである。ピンと来たおれは超空間平面の白い布をつまんでよけ、いろいろはじめてしまうのである。 肩を震わせ時折うつむきながらなおも番組を続けようとする滝川クリステルに、松方哉が問いかける。 「滝川さんどうしたんですか? 放送中

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    objectO 2007/09/01
    もー。
  • 言語戦争マニュアル(ver0.5) -

    序章 ブログに書かれた文章はその内容をネット中に流す(グライダーを飛ばす)という性質を持つが、ネットが、いやネットの受け手が有限であるがゆえに、無制限に流しつづけることはできない。いわば、受け手たちの受領キャパシティを取り合う陣取り合戦……言語で言語を洗う戦争なのである。エントリではその言語戦争の基戦術を取り扱う。 なおエントリはver0.5とする。有識者の追記はこれを歓迎する。 エントリは影響力を打ち出す砲台である。 おのおののエントリはある主義主張を定期的に打ち出す砲台の役目を果たす。例えば 「id:nekoprotocolは童貞である」 と書かれたエントリは、その砲弾を打ち出す固定砲台となる。 ネット/ブログは限られた受領キャパシティを取り合う陣取り合戦である。 ネットでの受け手は有限であり、書き手はその限られた受領キャパシティを取り合うために砲弾の大きさや射出速度、あるいは砲

    言語戦争マニュアル(ver0.5) -
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    objectO 2007/08/17
    戦術5「簒奪」 『id:nekoprotocolはまだ童貞だ。とあこぎーなは血まみれの手でいった』童貞が意味するものを変異させてしまう
  • ネコプロトコル - 「xxはおれの嫁」という表現を見るのが結構好き。

    「xxはおれの嫁」という表現を見るのが結構好きになってきた今週のおれなのですけど、こう、愛ってのは排他制御なんだぜ、おまえらにはアクセス制限するぜって声高に叫んでる感がなんだかカッコいいなぁと思うからなのである。 なんつうの? 「xxはおれの嫁」って言葉は明らかにギャラリーがいること前提の言葉だし、ギャラリーの前でこういうことを言える男子なら、街中で「ねえキスして?」とか試されてもガッツリキスとかしちゃえるタイプだろうし、披露宴とか恥ずかしいとかメンドイとか言わずに嫁の晴れ姿を余すところなく見せつけちゃえるんだろうし、そもそも「おれの嫁」状態に持ち込んだということはその前段階として別の意味で「xxはおれの嫁」って言ったんだぜ? そのことを想像するだけで、おれは「おれの嫁」発言する男子のことを大好きになっちゃうのである。 そう。 「xxはおれの嫁」を喧伝できるような男子は、その前に相手の女子

    ネコプロトコル - 「xxはおれの嫁」という表現を見るのが結構好き。
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    objectO 2007/08/02
    腑に落ちた
  • 「はい二人組み作って〜」という教師を恨んだぼくたちが行き着いた先に -

    あのころのぼくたちは、「はい二人組み作って〜」などと無神経なヒトコトをほざく教師どもを軽く脳内惨殺していたものだけれども、その怒りは自分がクラスレベルでハブられるからなどという矮小な理由からではなかった。 もっとこう地球レベルで怒っていたのだ。だってもし地球人口が奇数だったら絶対にハブられるヤツがでてきちゃうじゃん。そんなのって悲しすぎる。 だからぼくらは「はい二人組み作って〜」勢の殲滅に邁進していたし、それはある種聖戦の様相を帯びてすらいた。 「はい二人組み作って〜」勢を一人、また一人と抹消していったぼくらは、世界を正しい姿にするまであと一歩のところまできた。 そう。いまぼくらは最後の障壁、1最小奇数単位(1ドリカム)問題に直面したのだった。 にらみあうぼくら。みつめる彼女。 結局ぼくはまた二人組み側になることができず、残るふたりは二人組みになった。 ぼくはふたりをうらみ、世界をうらみ、

    「はい二人組み作って〜」という教師を恨んだぼくたちが行き着いた先に -
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    objectO 2007/08/01
  • あれはモテではなく、ただの人畜無害認定だった。 -

    あのころのおれはモテていたというよりも、ただ人畜無害認定されていただけだった。 その後輩女子はたいそうかわいかった。たいそうかわいいということは、もちろんたいそうかわいいということであり、グラディウスのオプションみたいに男子を引き連れて学内を闊歩していた。 そしておれはただ彼女の先輩というだけの立場だった。 彼女にとって幸か不幸かおれは先輩であり、それゆえ彼女はおれに無関心を行使できなかった。かわいいこにはすきときらいで普通はない。 そして彼女はすきをえらんだ。 表面上。 彼女は他の先輩にはしないことをおれにだけした。道のど真ん中で抱きついてきたのだった。おれもまるで彼女を受け入れるかのように両手ひろげたりなんかして、でもそんなのその場の思いつきでやっただけで内心ドッキドキだった。 顔では平静保って彼女と同行してた男子と他愛のない会話をしたりした。彼女を胸元にぶらさげたまま。 おれは裏読み

    あれはモテではなく、ただの人畜無害認定だった。 -
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    objectO 2007/07/27
  • 天井コミュニケーション -

    昔の自分を振り返ると、隣の部屋でさっきまでキャッキャウフウフ言ってた弟と彼女が急にシンとしてしまったりだとか、大学一人暮らし時代には両隣からのギシギシアンアン5.1サラウンドだとか、もっぱら壁を通してのコミュニケーションが多かったように思う。 おれはといえばヤツラの精神攻撃に対抗して、めっさ壁ドンドンしたものだった。一瞬静かになるのだけどしばらくするとまたギシギシアン。壁ドン壁ドン。ギシアンギシアン。壁ドンドンドン。ギシアンアンアン。ドドドンドンドド。アアアンアンアア。双方向コミュニケーション。インタラクティブ。 今思うと、あの状況は精神的に追い詰められはしてたけれども、叩く壁があるだけまだよかった。コミュニケーションが断絶してなかったもの。 だが近頃、問題は横から縦へ空間的に変化したのである。上階のお子様がだいたい30分おきにドンドンはねるのだ。アニメのOP、EDのたびに踊っているのだろ

    天井コミュニケーション -
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    objectO 2007/07/03
    空間の捩れの可能性。
  • スーパーカミオカンデの検出精度が落ちた -

    例えば、スーパーカミオカンデの信号検出精度が落ちたとすれば、これはもう壁面のセンサが経年劣化したとかそういうことではなく、内部に蓄えられた純水の純度が低下したことが考えられる。そしてその純度低下の原因となったのは、何を隠そう検出対象たるニュートリノ自身だったりするわけである。 それはなんでかといったら、宇宙のはてより飛来するニュートリノのヤロウったら、実は情報媒体に使われてたりもするわけで、保持する情報が悪に属するせいで純水がよごれちゃったのである。 「えー! いやまあニュートリノを情報媒体に使うってのは百歩譲ってアリだとしても、飛来したニュートリノが情報なり信号なりだってことわかるもんなの?」 「バーカおまえ水は何でもしっているんだよ。神のプロトコルもヒトの善悪も」 と、そのとき一つのニュートリノが僕を貫いた。僕を構成する70%の水分は神の悪意に犯され、何の脈絡もなく眼前の同僚を撲殺した

    スーパーカミオカンデの検出精度が落ちた -
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    objectO 2007/06/19
    やられた
  • シリーズおれとプリキュア 増毛系ヒロインの死 -

    プリキュア5に限らずだけれども、変身すると増毛するヒロインてのはようは命を削っているのだろう。増毛というのは、つまるところ急激な新陳代謝によって全身の肉体強化をしていることの、シンボル表現なわけである。10分もつはずのろうそくを、1分で燃やし尽くすことで強力な火力を得ている、その明示的表現としての増毛なのだ。 戦闘後、変身がとけた夢原らの足元には大量の抜け毛が残る。五色の髪の毛の山。 「ルージュはいいよね、その程度の抜けならあと50回は変身できるんじゃない?」 「ミントはしっぽがヤバイわ。あと10回でたぶんそこだけ生えてこない」 「ドリーム、レモネード、アクアはどっこいどっこいか」 「10回も変身したら、わたしたちの命も燃え尽きるのかしらね」 そしていつしか彼女らの毛根はその能力を使い果たす。代謝能力は限界を超え、肌には深いしわが刻まれる。もはや肉体を強制加速させることはできない。もうプリ

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    objectO 2007/05/30
    ジエメイさんとギリョウは毛根になったと……
  • 「わたしのことどれくらい好き?」問題 -

    「わたしのことどれくらい好き?」 「そういうこと聞かないとこが好きだったんだけどな」 てきな、ぜーんぜん質問に答えていない回答をしていいのは一部のモテ男子だけの特権なわけです。実際、もしおれたちがそんな質問されたなら、ひやあせだっらだら流しながらひっしこいてベストアンサー探さなくっちゃいけないに決まっていて、いまんとこおれの考えたベストアンサーが 「わたしのことどれくらい好き?」 「『100万回生きたねこ』のくらい」 「え? どんな話だっけ?」 「じゃあ、今から屋に買いに行こう」 つってそのままカフェかどっかで並んでページめくる、っていうものなんですけどもちろん「どれくらい好き?」なんて聞かれたことないんだぜ!! 世界は闇だぜ!! 100万回生きたねこ (講談社の創作絵) 作者: 佐野洋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1977/10/19メディア: 単行購入: 36人 クリッ

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    objectO 2007/05/25
    ↓「ビッグ・オーとの出会い」を間違えて読んでしまったり、以前付き合ってた人の人数にスライドしてしまいそうな本を薦めるのはどうかと思います!
  • 少年と船 -

    僕が公園で友達と遊んでいると突然、彼女の顔がドット欠けを起こした。まただ。多分また船が座礁したんだ。船体修復にリソース割いてるんじゃないかなきっと。僕は樹木の陰のパネルを操作し、友達と公園を消して、父さんの待つ船橋へ向った。 「父さん! また座礁?」 「おまえか。ちょうどよかった。話がある」 父さんは普段とフンイキが違った。いつもなら頭掻きながら「ああすまんすまん」て言うのに。 「近頃《座礁》が頻発しているのは知っているな?」 「うん。フォイルが下にひっかかりやすくなってるんでしょ?」 フォイルっていうのはハイプ中の船を通常空間に沿うようガイドする羽だ。水中翼船っていうのに似てるって父さんは言ってた。通常空間から船がすこし浮いてるから速く飛べるんだってさ。 「界面が下がってるんだ。フォイルが底にぶつかる。通常空間の密度が急激に落ちていて、ハイプスペースが安定してないんだ」 「よくわかんない

    少年と船 -
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    objectO 2007/05/16
  • 世界を記述する者 -

    「此度の成果もわしの満足するものじゃった。褒美をとらそう。なんなりと申せ」 「なんでもよろしいのでしょうか? 殿」 「もちろんじゃ」 「では……この世の真理を」 「真理とな? それはおまえが解き明かそうとしておるものじゃろう?」 「私はただこの世のありようを記述する者にございます。たしかに世界を記述しつくしますれば、真理を解き明かせたといえましょう、しかし」 「ふむ」 「近頃城下でうわさされる話を耳にしました。なんでも、世界は広がり続け、またあるいは縮み続けるであるとか」 「町人の戯言にあろう?」 「かもしれませぬ。ですがもしそれが真実なれば、世界が広がり続ける限り私の記述は追いつかず、また世界が縮むのであれば私の仕事は無に帰するのです。いずれが真実なのか確かめねば仕事を続けることできませぬ」 「……なるほどの。おまえの望みはわかったぞ。町人の戯言の根源は北方の秘教じゃ。そこへの入山許可じ

    世界を記述する者 -
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    objectO 2007/04/18
    ぐっときた
  • ダグトリオブームがおれに来た! ダグトリオのこと考えると夜も眠れない! -

    三度の飯よりポケモンがすきなはてなダイアラーのみなさんには常識かもしれませんけど、ポケモンとの邂逅を果たしたばかりのおれにはディグダとダグトリオの関係は面白がすぎるのである。 ダグトリオは見た目上、ディグダが三体集まった形をしており、またポケモン文法上ではディグダ進化の系譜のハテにダグトリオが位置する。ディグダが社会性生物(?)へと変わったことをもって《進化》と呼んでいる、という解釈はまあありっちゃありだろう。 だが「青の救助隊」ではあるディグダが特定のダグトリオのことを「パパ」と呼ぶのである。イッタイドウイウコトダ? ついつい《進化》という言葉に囚われてディグダが先、ダグトリオが後、と思っていたのだがどうやら様子が違う。むしろ逆進化だろうか? いやいやいやいや、ポケモン文法に例外はあってはいけないはず。ちょっと考える。うむ。 これはおれの仮説になってしまうのだけれども、多分ダグトリオはデ

    ダグトリオブームがおれに来た! ダグトリオのこと考えると夜も眠れない! -
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    objectO 2007/04/10
    レゴ式集合知性!ヴィンジ!
  • 「人間なんてつまるところは糞袋」という言葉が嫌い。 -

    正直なところ、「人間なんてつまるところは糞袋」という言葉が嫌いである。百歩ゆずって、人間が糞を格納しているというのは認めるとしても、実際には袋じゃないからだ。口と肛門が開口してる以上、袋というより管。多くの生物がそうであるように人間も管形状なので、あえていうなら「糞管」である。 だがそれでもゆるしがたいというか、そもそもこの言葉は志が低いのだ。だって「糞」て。ものをべる以上、体内に糞が出来るという発想はこれはもう思考停止だろう。言わせてもらえば、じゃあおまえ100%吸収したんか、と。糞も出ないくらいにべ物吸収してみたんか、と。 気合や根性やガッツや遺伝子改変による肉体改造やサイボーグ化などの変革を怠っておいて、何が「糞袋」か。糞を生産しないように、ちっとは努力してみたまえ。そんなことを、うんこの詰まった頭で考えてしまうのである。

    「人間なんてつまるところは糞袋」という言葉が嫌い。 -
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    objectO 2007/04/05
    つまらなければ確かに管なのですが……