絶滅したマンモスをクローン技術などで復活させる研究を進めている近畿大学などのグループは、ロシアの凍土の中から見つかった氷漬けのマンモスの細胞の核をマウスの卵子に移植し細胞分裂に向けた反応が始まることを確認したと発表しました。マンモス復活にはまだ課題も多いということですが、グループでは2万年以上前のマンモスの遺伝子が活動する力を保っていることを世界で初めて確認できたとしています。 グループでは9年前にロシアのサハ共和国の永久凍土の中から氷漬けの状態で見つかったおよそ2万8000年前の子どものマンモスから比較的、状態のよい細胞を取り出しました。 そして細胞から遺伝子が入った核を取り出し、マウスの卵子およそ40個に移植する実験を行いました。 その結果、およそ半分の卵子でマンモスの遺伝子が働いて特殊なタンパク質が蓄積したほか、5つの卵子では、細胞分裂の前に見られる「紡すい体」と呼ばれる構造も観察さ
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