【2012年10月29日 NASA】 空に広がる謎の赤外線の光が、銀河の外に飛ばされた星々からのものという研究成果が、NASAの天文衛星の観測をもとに発表された。 銀河の外に放り出された星々のイメージ図。こうした星々が、赤外線で見えているのかもしれないという。クリックで拡大(提供:NASA/ESA Hubble Space Telescope) 「夜空に広がる赤外線の背景光は大きな謎でした。わたしたちはこの光が、銀河と銀河の間に取り残された星のものということを示す新しい証拠を手に入れました。1個1個はあまりにも暗くとらえられない星の光が、集団として見えていると考えられます」(米カリフォルニア大学のAsantha Coorayさん)。 全天に広がる赤外線の光は、NASAゴダード宇宙飛行センターのAlexander Kashlinskyさんらにより、非常に遠方にある宇宙初期の星と銀河からのもの