需要と供給だとか、生産性だとか、移民といった内容について次回以降に触れたいのだが、その前提として、ごくごくわかり切っていることではあるが、日本の終身雇用制度について思うことを書いておこうと思ったので、以下に長々と述べる。 日本における多くの大卒者はたまたま受かった大学・学部に入り、たまたま受かった会社に入社する。 会社は主に大学入学試験の偏差値に基づいて新卒社員の採用を行う。 それなりのスペックの脳で辛い受験勉強を乗り越えたという「体力測定」の結果といえる偏差値でスクリーニングされ、あとは、必要に応じて英語力や資格のチェックをする以外は、採用面接でヤバいヤツではないか、輪を乱す生意気なヤツではないか、ちゃんとコミュニケーションが取れるいいヤツかといった程度のチェックをして採用する。 ペーパーテストの成績は概して女性のほうが良いが、産休・育休、果ては将来の子供の病気時における休みに伴う会社側
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