麺類が好きだ。 たらふく食べたいならラーメン、かき揚げや天婦羅とつるつるやりたいならうどん、ちょっと小腹がすいたならそば、エスニックにいきたいならフォーだし、最近は刀削麺もローテーションに絡んでくる。 その時の腹具合や気分によって、あらゆる麺類が選択肢にくわわるので、気がつけば1週間で10食以上麺だったなんてこともザラだ。 麺は太ければ太いほど好ましく、可能な限り咀嚼回数を少なくし、原型をとどめたままでつるりと飲みこみ、麺の太さで喉を刺激したい。味がうんぬんも、もちろん大切な要素だけれども、ビールじゃないが麺の喉ごしをかなり重視している。 数ある麺類のなかでも、喉への刺激という点において、そばはそれほど刺激的ではなく、どうしても麺食い生活のなかで優先順位が低くなりがちであった。 ▲浅草おざわ 「ガツンとぶっといソバがあればなぁ……」と調べてみると、都内に何店舗か太打ちそばを提供しているそば