安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。
![プラスチック危機:海流入、50年までに魚の総重量超え? | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fc9d212f0420c8e4efb6805e3c72dbb719f8cab8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2018%2F07%2F16%2F20180716k0000m040078000p%2F9.jpg%3F1)
今年の春先に、本社の部長から魚をもらった。 取引先のオヤジさん(と呼ばれる人)が釣ったものだ。 これまでも部長の元にはしばしば釣果が届けられていたらしいが その日は出張が入っていて自宅に持ち帰れない、誰か代わりに食ってくれー とのことで、俺がもらうことになった。 消去法で俺しかいなかった、とも言える。 魚は新鮮で、しかも下処理は完璧に済んでいた。 クーラーボックスの中で一匹ずつ丁寧にラップでくるまれ 魚種の名前が手書きメモで貼ってあった。 しかも市販の煮魚用タレまで添えられていた。 末端の俺には取引先のことなど分からないが 部長はそのオヤジさんと良い関係を築いている、それだけは分かった。(気がした。) ところで俺の隣席には、釣りが趣味だという先輩がいる。 先輩は、俺が魚をもらった日に小声で言った。 「それ食べるの? どこを泳いでいたか分からない魚だぞ?」 ( ゚д゚) そうか。そうなのか。
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