▲5倍ズーム、500万画素のハイエンド機「DSC-F717」(ソニー)は実売11万8000円。別売りアクセサリーでワイド/テレのコンバージョンレンズがあるのもハイエンドならでは 長年、いろんなデジカメを触ってきたが、一番の悦びはやはり回転レンズである。回転レンズデジカメの楽しさを知らない人は不幸である、とすら思う。極端な話、我々は回転レンズの出現によって、「カメラを目の前に構えなければならない」って呪縛から解放されたのだ。 そんなデジカメの代表が10月12日に発売されたばかりのサイバーショット「F717」。回転レンズやその巨砲っぽいユニークなスタイルにふさわしい、デジタルならではの遊べる機能を満載したハイエンド機なのだ。 ●胸の高さで撮るのが自然な構え まず目につくのがそのデザイン。これは左手でレンズ部を下から支え、右手でボディをしっかりグリップして少し上に向けて回転させ、胸の高さくらいで