香港(CNNMoney) 中国の公安当局は先月から実施しているサイバー犯罪の取り締まり作戦で、これまでに1万5000人を逮捕したと発表した。 作戦はサイバー犯罪組織を摘発し、インターネット関連のセキュリティー全体を強化することを目的に、半年間の計画で実施されている。 これまでに国内でのハッキングや個人情報の不正収集など、7400件が捜査対象となった。 当局は声明の中で、通信会社へのサイバー攻撃、一斉配信のメッセージを使って金融情報を盗む手口、障害者を狙った詐欺、偽の投資サイトなど、10件の具体例を紹介している。 中国当局は外国のニュースサイトやソーシャルメディアの使用を規制し、政府批判の投稿を監視するためブロガーに実名の登録を義務付けている。 米国は長年、中国当局が産業、軍事スパイに関与していると非難してきたが、中国側はこれを否定し、サイバー攻撃の被害を受けているのは自分たちの方だと主張し