新しい年を迎えて、昨年末から続いていた宴会シーズンがようやく幕を終えた。やっと仕事に本腰を入れられる――。ひそかに、そんな思いを抱いている人も少なくないだろう。 と、ここであえて聞きたい。その宴会、楽しかったですか、と。 「幹事をさせられて面倒だった」 「義務で参加しているだけで、正直苦痛だった」 「結局、日頃からよく話すメンバーと愚痴を言って終わってしまった」 正直なところ、そんなふうに感じている人もいるのではないだろうか。 だが、この宴会、実は組織が強くなるためのチャンスの場でもある。今回は、最近耳にした企業の「宴会事情」を基に、組織を強くするための宴会の生かし方について考えてみたい。キーワードは「社長幹事」「お酌タイム」「帰属感の再興」だ。 リーダー自ら率先して社員を巻き込むことが重要 「いや、もう大変なんですよ」 12月某日。私はある中小企業の社長に久しぶりに再会した。栃木県を中心
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