現代のハイテクを知り尽くす実験物理学者・志村史夫さん(ノースカロライナ州立大学終身教授)による、ブルーバックスを代表するロング&ベストセラー「現代科学で読み解く技術史ミステリー」シリーズの最新刊、『古代日本の超技術〈新装改訂版〉』と『古代世界の超技術〈改訂新版〉』が同時刊行され、早速、大増刷が出来しました! それを記念して、両書の「読みどころ」を、再編集してお届けします。前回からご紹介しているアンデス文明の「超技術」。今回は、有名な「ナスカの地上絵」をめぐる超技術をご紹介します。 「ナスカの地上絵」一筆描きのラインは歩道だった! ナスカ文化は、図「アンデス古代文化の簡略年表」に示したように紀元前後から紀元600年頃にかけて、現在のペルーの海岸地帯に栄えた文化である。アンデス文明の中でも、綿密に整備された潅漑設備と屈指の多彩色土器をもった文化として知られているが、ナスカといえば、やはり、地上
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