待機児童が社会問題化している中、保育大手各社による保育士の待遇改善が話題となっています。今回は、2年連続の賃上げほか、奨学金制度の創設など、さまざまな取り組みを推進している日本保育サービスに注目します。 2015年には平均8%の賃上げ、2016年にも水準引き上げを発表 保育最大手で保育園「アスク」を運営するJPホールディングスの中核事業会社・日本保育サービス。同社の社員・元社員が答えた平均年収は294万円(平均年齢:28.2歳)でしたが、ここ数年で改善する傾向が見られます。2015年春に行った平均8%(約1万7000円)のベースアップに続き、2016年5月には保育士全員の賃金水準を引き上げることを発表。引き上げ幅は平均4%相当とされており、2年連続の給与アップに業界内外から注目が集まっています。そのほか、給付型の奨学金制度を設けるなど、給与以外の待遇改善にも力を入れているようです。 保育士