第10講義 ソクラテスの弁明 さっそく行きます。多分、今日は大変です。 ソクラテスを知る書籍 本を書かなかったソクラテス ソクラテスは、書物を残していません。もっぱら対話、いわゆる問答法。ソクラテス自身は母親の職業を借りてきて、助産術と呼んでいたようです。自分は何物も作り出さないけれど、若者たちが立派なものを作り出す手助けをする。そういう意味で使っています。 プラトン著 ソクラテスを知る手がかりは、弟子のプラトンが十数冊の書物にしています。ソクラテスが登場し、弁論したり、友人たちと対話したりしています。書かれた時代により、ソクラテスの考えに近いものだったり、プラトンの考えが色濃く映し出されているものまであります。そういうことも、いろいろ研究されています。興味があれば調べてみてください。 クセノフォーン プラトンは、非常に近い弟子なので、ソクラテスを理想化しているという批判もあります。ですか