ASKA 95年に出たアルバムのリード曲。ASKAの一人称「俺」の歌は本当にわくわくする。 暗示的、点描的に書かれた歌詞。 レトリック満載なうえ、各段落の文のつながりが薄いように見えるが、 歌詞全体を見渡すと、ASKA流の男のやるせなさの美学が浮かび上がってくる。 またこの歌詞には、フィギュアスケートでルールに沿って一つ一つ技を披露していくのと同じように、 段落ごとにかっこいい言葉遊びを一つ一つ繰り出している面白さがある。 88年3月に出たアルバムの曲だから、ASKAが30歳目前の頃に書かれた歌詞だろう(作詞の背景)。 事情説明のていでストレートな表現で書かれた、ASKAにしては珍しいスタイルの歌詞。 一見するとミスチルや秋元康の歌詞に似ているかもしれないが、Bメロの中に 「誰が犯人かぐらい 二週先まで読んでる」と、正しい日本語に縛られない粋なフレーズが出てくる。 秋元康では逆立ちしても出