織田信長の末裔を自称し、“昭和の怪僧”“霊能力僧”として80年代後半から90年代にかけ、テレビに出まくった坊さんタレントがいた。織田無道さんである。水晶玉を使った霊視や除霊が話題になり、明るく、ツッコミにも動じないキャラで人気だった。しかし、最近はとんとあの坊主頭を見ない。今どうしているのか。 「2月上旬の週刊誌の記事には参りました。電話で15分ほど話しただけなのに、いかにもワタシがウサン臭い商売でカネ儲けをたくらんでるみたいに書かれちゃって。こうして面と向かって取材を受けるのは3年ぶりくらい。もうワタシが前面に出る時代じゃない。これからは次世代の方々の裏方として物心両面のサポーター、アドバイザーに徹しようと思ってきたんですけどねえ。ホント、いつまで有名税を払えばいいんでしょうか」 渋谷は道玄坂のカフェで会った織田さん、こういってボヤいた。 「今の肩書? もちろん、僧侶ですよ。実家で