地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書) 作者: 増田寛也 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2014/08/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (35件) を見る 2010年から15年までの人口移動の状況が「そのまま」で推移した場合(つまり毎年6~8万人が大都市圏に流入した場合)、2040年までに896の自治体が「消滅可能性都市」となる。有名な「増田リポート」である。 この推計結果がもたらしたインパクトは大きかった。896といえば日本の自治体のおよそ5割である。しかもそのうち523自治体は「消滅可能性が高い」とされている。過疎などとなまぬるいことを言っている場合ではない。これだけの自治体が消えてなくなるということは、日本そのものの存続の問題である。 なんでこんなことになってしまうのか。理由は2つ。一つは少子化による人口の自然減。もうひとつは、若者層の都市