多分二十歳ぐらいから、怒りを表明することは意味がない、非効率だ、と考えて怒らないようにしてきた。 もちろん時には感情として怒りを感じることはあったし、その感情が外に出てしまったこともあったと思う。 それでも少なくとも「怒りを表明するよりも、問題点を淡々と指摘し、落とし所を見つけていくべきだ」というのを自分の行動規範の一つとしてきたと思う。 そうすると、副作用として、怒りを表明している人に対して軽蔑の念を覚えるようになる。 とはいえ、そういった人を表立ってバカにしたり、非難するようなことは、基本的にはしていないつもりだ。 それは怒りの表明とはまた違うが、それに準ずる行為であり、それもするべきでないと考えているから。 だけど自分は単に怒らなくてもやっていける程度には恵まれた立場にいるだけだということに最近ようやく気づき始めた。 男性として東京でソフトウェアエンジニアとして働いていると自分は明ら