中国農業大学の研究者らが、人間の母乳と同様の成分を持つ乳を出す牛の開発に成功したそうだ (The Telegraph の記事、本家 /. 記事より) 。 研究者らは人間の遺伝子を組み込んだホルスタイン種を開発したとのこと。この牛の乳には人間の母乳に含まれるリゾチームという酵素やラクトフェリン及びα-ラクトアルブミンというタンパク質が含まれており、脂肪分や乳固形分なども人間の母乳に近づけることに成功したとのこと。この「牛乳」は乳児用粉ミルクのように母乳の代替としての利用が期待されている。この技術の一部が商用化されるまでにはおよそ 3 年、「母乳成分牛乳」が完全に商用化されるまでには 10 年以上かかると考えられるという。 遺伝子操作された牛は既に 300 頭以上作られており、今後更なる研究を重ねるとのことだ。