仕事は生きざまであり、存在そのもの――本城慎之介さん:キーマン、本を語る【子どもたちに手に取ってほしい3冊】(1/3 ページ) 日本でも有数の避暑地である長野県・軽井沢町。この地で本城慎之介さんは奥さんと5人の子どもとともに4年前から暮らしている。現在は、「森のようちえんぴっぴ」のスタッフとして、毎日のように3歳~6歳の子どもたちと一緒に森の中で過ごしている本城さんだが、かつては、三木谷浩史氏らとともに楽天を創業し、副社長としてビジネスの最前線で奮闘していた。インターネット業界に身を置いていたとは思えないほど、今では、日に焼けた、精悍な顔つきが印象的だ。 かねてから教育や学びに関心があった本城さんは、2002年末に楽天の副社長を辞任した後、横浜市教育委員会の公募によって2005年4月から2年間、都筑区にある東山田中学校の校長を務めたほか、都内の学校法人や奨学財団の理事として学生などを支援し