東京電力福島第一原子力発電所の事故から1年半になります。 1号機から3号機まで同時にメルトダウンするという、世界でも例をみない事故となった現場では、高い放射線量を出すがれきの撤去が進むなど、徐々に作業環境が改善されていますが、40年にも及ぶとされる廃炉に向けては未知の作業が多く、課題が山積しています。 福島第一原発では、事故直後、水素爆発でがれきが建屋の周囲に飛び散り、放射線量が1時間当たり100ミリシーベルトを超えるような場所が数多くありましたが、その後がれきの撤去が進み、最近では、一部の高い場所を除いて1時間当たり3ミリシーベルト以下にまで下がっています。 事故から1年半、現場の作業環境は徐々に改善されてきていますが、40年にも及ぶとされる廃炉に向けては未知の作業が多く課題が山積しています。 このうち、廃炉の最初のステップとして計画されている、4号機のプールからの使用済み燃料の取り出し