試合後、ゴール裏でサポーターへの感謝を伝えていたレイソル・イレブン。3点目を決めたエース工藤(右端)には、23日の代表メンバー発表にも期待がかかる。 1年前の2012年5月30日、一発勝負のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16で、韓国の蔚山現代に敗れた直後、柏のDF近藤直也は怒りを含んだ険しい表情でこう話した。 「チームとして、負けた現実は受け入れないといけない。でも個人的には、ああいうサッカーに負けたことが納得できない」 90分間を通じて196センチのFWキム・シンウクにひたすら放り込む蔚山現代のサッカーに、1年前の柏レイソルは“力負け”を喫した。そんな無機質なサッカーに、前年のJリーグを制する過程で築き上げた有機的なサッカーが通用しなかったことが何よりもどかしかった。結果的には、その蔚山現代がアジア王者に君臨したことも納得できない――。 悔しさを噛み締めていたのは、もちろん
![柏、日本勢2年ぶりのACLベスト8!全北現代戦で見せた2つの強みとは? (細江克弥)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f82387d1c7d6b89cc06897aea9d93a0aa5e98e4e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2Ff%2F-%2Fimg_5f6fb917f4af446f1322dc68b428c3a1463688.jpg)