数年前のこと。お酒の席で一人の女性が言った。「私、歩道橋の上でお酒を飲むのが好きなんです」。「面白いですね。いつか一緒に飲みましょう」と返したが、実現には至らなかった。 しかし、今でも歩道橋を渡るたびに「なるほど、ここで飲んだら楽しいだろうな。通行人には迷惑だけど」などと思う。彼女にとって、歩道橋の魅力とは何なのだろう。数年ぶりに連絡を取ってみた。
![「ぼーっとしたい」ときは歩道橋に行こう](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ccfe8880493230bf542216a59cb6d75e3079ad55/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdailyportalz.jp%2Fapplication%2Ffiles%2F8315%2F9966%2F5109%2Fb__2018_03_14_c_img_pc_top.jpg)
絵=安斎肇 そういえば俺、曲タイトルに惹かれるなんぞということここんとこずーっとなかったわ……。いや、それにしても『低温火傷』なるこの四文字、眺めるほどにアイドルものにしてはかなり挑発的部類に入るといっても決して過言ではあるまい佇まいだ。はて、どんな歌詞世界/内容なのか? 気になるヨォ。おぉありがたや、ネット上には曲がアップされていた。ので聴いてみると早速耳に止まったのがサウンドで、予想外とはいささか盛り過ぎではありますが、アイドルのシングルということでもう少しjpop寄りの音を想像していると、結構“歌謡曲”だったのである。 では歌謡曲とはなんぞやという話にもなってしまうところでありましょうが、そうした総論的言及は紙幅の関係もございます。また別の機会に。 とかいいつつまぁ、歌謡曲(と称されるものの全般)の持つ旋律と和声の関係が、リスナーにもたらす効果、すなわちその、聴けばおとずれてくる一種
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く