▼テレビ番組に参加していると、ぼくの心身に合わないことも、ある。 その原因の大きなひとつは、テレビの世界は、芸能界の体質で貫徹されているからだ。 芸能界の慣習、ヒエラルヒー(階層構造)、独特のルールに、テレビ界全体が徹底して貫かれている。 ニュースや社会派ドキュメンタリー番組をつくる報道部門と、ワイドショーからバラエティ、ドラマ、お笑い番組までつくる制作部門とでは、体質もルールも違うのではないかという推測というか期待を持つ視聴者もいらっしゃると思う。 ぼくも、そうだった。 共同通信の記者時代に、テレビ局の記者たちは日々の現場で、身近にいた。 すると、きのうまで総理番記者だったひとが今日は突然、営業部門に回ったりするのを何度も見る。 こういう人事は新聞・通信社では、まず考えられないことだから、「テレビは報道といっても、すこし感覚が違うんだな」とは思っていた。しかしそれでも、まさか芸能界のしき
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