※日経エンタテインメント! 2023年1月号の記事を再構成 テレビ番組の人気が、リアルタイムの視聴率だけでは測れなくなってきて久しい。そんななか、新たな輝き方で2022年に存在感を示した番組の1つが、TBSの『ラヴィット!』(月~金曜8時)だろう。21年の春に「ニュースなし、日本でいちばん明るい朝番組」というコンセプトで番組がスタートし、約1年9カ月がたった。この間、見取り図やアインシュタインといったレギュラーメンバーのロケコーナーのブラッシュアップはもちろん、出演者がテーマに沿ったお気に入りを紹介する、当初15分程度だったオープニングトークがどんどん長尺化し、Twitterで応募する視聴者プレゼントで必要なハッシュタグのキーワードが連日トレンド入りするなど、独特な進化を遂げてきた。『ラヴィット!』が視聴者の心をつかみはじめたのは、番組を仕切るMCの川島明の手腕によるところも大きく、川島は