【小池竜太】東京電力福島第一原発で高濃度の放射能汚染水がタンクから漏れた事故について、原子力規制委員会は28日、国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、これまでの「レベル1」(逸脱)から「レベル3」(重大な異常事象)に引き上げることを決めた。 レベル3は8段階の上から5番目。規制委は今月19日、東電から少なくとも120リットルの汚染水が漏れているとの報告を受け、レベル1と暫定評価。20日、東電が漏れた量を約300トンに修正したため、事態を重視した規制委はレベル3への引き上げを検討していた。 ただ、福島第一原発事故は最悪のレベル7(深刻な事故)となっており、汚染水漏れの頻発など、まだ収束していない。また、通常の原発での事故と同じINESの評価手法を、事故収束のためにつくられた応急施設に対しても適用できるかも議論となった。規制委が国際原子力機関(IAEA)に問い合わせたところ、「可