通常国会は衆院本会議で各党による代表質問が行われ、与野党論戦の火ぶたが切られた。野党側は鳩山由紀夫首相の偽装献金事件や民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体による土地取得をめぐる事件など「政治とカネ」の問題をそろって取り上げ、首相は守勢の答弁を強いられた。 土地取得問題に関し首相は小沢氏の「潔白の主張」を信じ、続投を支持する考えを改めて示した。ならばなおのこと、小沢氏や党による国民への説明を主導し政治不信を払しょくすべきだが、そうした決意は答弁から感じられなかった。事態打開への自覚を疑わざるを得ない。 首相にとって、忸怩(じくじ)たる思いの初日の論戦だったに違いない。政権交代後、初の本予算編成を経た政策論争の場となるはずが、自身と党の要の小沢氏を巻き込んだ「政治とカネ」に多くの答弁は費やされた。 しかも、局面を自ら転換する意気込みが残念ながら首相からは感じられなかった。自身の実母からの献金の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く