「人の数だけ価値観がある」を大切にするアメリカ アメリカが日本より優れていると言うつもりはありません。アメリカやアメリカ人のダメな部分、負の部分もたくさんあります。 日米のどっちが秀でていて、どっちが劣っていると単純に比べることは合理的ではありません。他国には、私たち日本が参考にしたい材料があります。なかなか気付かないことです。 アメリカ人はよく笑います。街中でも、道ですれ違う人も、電車の中でも、会話を楽しんでいます。どこか、余裕があるように見えました。「アメリカ人は10人いれば、10通りのスタンダード(基準)がある」。アメリカに住む知人はこう言います。個人主義が徹底しているというアメリカでは、すべての個人に存在を認めようという空気が強いのだと言います。 だから、空気が軽いのでしょうか。多くの人が楽しんでいるように見えるのでしょうか。アメリカ人は自分をとても大切にしているように見えました。