「等しい角度」 錯角、同位角、対頂角…。 これらは、合同の証明問題などで非常によく出て来る、 「同じ角度」を表す語句ですね。 算数や数学において、「同じ角度」の重要性や便利さは、言うまでも無いことだと思います。 合同の証明問題などではほとんど必須ですし、 いちいち「こことこっちとが等しいから、ここも等しい」などと説明することなく、 「対頂角だから等しい!」というように、即座に同じことを表せます。 さて、そんなこれらの角度のルールですが、 読者の皆さんはどのように教えていますか? 「こことここの角の関係を対頂角と言い、これらは等しいので覚えておくように!」 なんて言ってはいませんか? …それは絶対にいけないことです。 では、なぜいけないのか。 それは、生徒にできることが丸暗記以外に存在しない、と宣言しているようなものだからです。 生徒は、可能な限り勉強の範囲については内容を根本から理解すべき