北九州市立八幡病院(同市八幡東区)で子宮頸がんワクチンを接種した際、誤った位置に注射されたため関節炎になったとして、市内の50代の女性が約1560万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部は9日、市に約760万円の支払いを命じた。 判決で足立正佳裁判長は、注射を左肩の適正な位置よりおよそ3センチ高い場所にされ、ワクチンに含まれる成分が左肩の関節炎を誘発したと認定。「注意義務違反があった」と判断した。 判決によると、女性は平成22年、医師から子宮頸がんワクチンを注射された。左肩に違和感を抱き、6日後に別の病院で診察を受けたところ、炎症が認められた。症状は現在も残っている。 北九州市の北橋健治市長は「内容を精査して対応を検討する」とのコメントを出した。
![注射位置ミスで関節炎 北九州市に賠償命令 - 産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c1ff3b64c518abbec159c11af352e74cd07da331/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fapr_news%2Fimages%2Fv1%2Fbasic%2Fnews_ogp.jpg)