人手不足の救世主、ピンマイクを使う ここまでセリフを中心に音声収録について話してきたが、最後にピンマイクの利用を考えてみよう。ピンマイクと聞いてまず想像するのはニュースやバラエティーで出演者が襟元などに付けている”あれ”だと思う。確かに出演者それぞれあのように口を狙ったマイクを持っていてくれると、その動きを予想してマイクを振る必要もなく、また、常に同じ距離にある事から音質も一定に保てる。これはぜひともプチシネでも利用したい物だがそこにはクリアしなくてはならない問題がたくさんある。 衣擦れ対策に工夫しよう まず、よっぽどの引きでもない限りマイクを隠さなければならないという事だ。ただ、引きのカットということは他のマイクでも近づけないという事なのでピンマイクを付けておくのはいい手だ。うまく衣装に隠せるといいのだが衣擦れや息の吹き付けには十分注意する必要がある。私の「無言歌」作品という作品では風の