住田町下有住(しもありす)の旧下有住小校舎で8日、昔ながらの結婚式が再現され、温かな木造校舎に昭和のころの懐かしい光景が広がった。アリスの不思議な文化祭(実行委主催)と題して企画。同町世田米(せたまい)の会社員小向裕之さん(32)、団体職員はるかさん(31)夫妻が新郎新婦役を務めた。 地域の一員として花嫁を迎え入れる「迎え酒」では、紋付きはかまと黒い留め袖をまとった夫妻と両親役らが木造校舎内を進み、集まった多くの住民から拍手が起きた。婚礼会場となった職員室に入場した2人は、大勢が見守る中、金びょうぶの壇上で三三九度の杯を酌み交わした。 夫妻は2013年に結婚したが、式は挙げていなかった。裕之さんは「小学校の建物も好きで、皆が家族のように祝ってくれた。地域と一つになれる家庭を築きたい」、はるかさんは「今度は、住田町で結婚する若い人たちを、応援してあげたい」と笑顔を見せた。 【写真=晴れ姿で木
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く