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この連載の第1~3回までは、ある種の議論の前提を示すために存在する。これは、いくつかの常識を壊し、別の常識を提示するという役割を持っていた。そして、今回(第4回)以降は、その前提の上に立って、実践的なXMLデータベースの使い方に関する話題に入っていく。期待していた読者にはお待たせした。実は、前半と後半では、想定読者が違うので、今回からはより多くの読者に興味を持っていただけると思う。 さて、前回までの内容を要約しておこう。XMLデータベースの活用領域は2つの尺度によって決められると筆者は考えた。1つは、規模である。規模が変わると性質が変わることがある、という前提を取るなら、規模に関係なく利用できる技術よりも、規模の違いに対応して、その規模に最適な技術を採用することがよりよい結果を生むことになる。もう1つは、変化である。無秩序に変化し続ける「混沌」、一切の変化がない「秩序」、そして、その中間領
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