スマートフォンやタブレットも一種のコンピュータである。パソコンよりもきょう体が小さく、メモリーなどの増設もできなければ、拡張ボードなどを入れることもできず、基本的には購入時のハードウエアをそのまま利用する。パソコンに似ているとはいえ、スマートフォンは携帯電話を発展させたものでもある。スマートフォンのディスプレイのサイズなどを大きくしたものがタブレットとなる。 “タブレット”と呼ばれる機器の中にはパソコン用OSのWindowsが動作するものもある。だがこれはハードウエアの構造からはキーボードのない“ノートパソコン”である。ここではスマートフォンと同等の内部構成を取るタブレットを取り上げる。基本的にはディスプレイやバッテリーなどのサイズが違うだけと考えてよい。 オーソドックスなスマートフォンで内部構造を理解 今回の記事は米Googleの「Nexus one」(写真1)の内部構成を見ていこう。