先週はWebサーバとWebブラウザの間で双方向通信を実現する「WebSocket」について解説した。それに引き続き、今回はWebSocketプロトコルをサポートする主なWebサーバと、本稿執筆時点での実装状況を紹介したい。 WebSocketプロトコル仕様のドラフトの種類 WebSocketプロトコルの仕様は、RFC6455として登録される以前からドラフトが公開されていた。ただし、頻繁に改訂が行われてきたためリビジョンごとに互換性がない場合もある。Webサーバ側の実装はその改訂を追いかける形になっているため、Webサーバを選ぶ上では、どの実装がどのリビジョンに対応しているのか把握することが必要になる。 仕様の策定を進めているIETFでは、当初「draft-hixie-thewebsocketprotocol-xx」(xxはリビジョン番号)の名前でドラフトを公開していたが、ビジョン76以後は
ws-ioはWebSocketとI/Oを組み合わせることでWebベースのターミナルを実現する。 ws-ioはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。HTML5で新しく登場した機能は幾つもあるが、その中でも特殊な位置にあるのがWebSocketではないだろうか(仕様からは切り離されているが)。これまでになかったソケット通信をどう活かすかが問題だ。 Web上でirb そのため、出ているものもチャットくらいがメインで、まだまだ模索している段階だ。そのような時期にはとにかく色々なものを作り、その中で最もマッチしていると思われるものを見極めなければならない。今回はその一つ、ws-ioを紹介しよう。 ws-ioはWebSocketとサーバのI/Oをつなげてしまうソフトウェアだ。例えばShellとつなげてしまうことで、Webブラウザ上にターミナルが立ち上がると言った具合だ。WebSocketで繋がって
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