(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の民生防衛当局は11日、戦闘で破壊された建物のがれきの下に埋もれている住民らの遺体は推定で約1万体に達するとの見方を示した。 イスラエルの破壊によりガザの民生防衛能力は70~80%奪われたとも指摘した。イスラエル軍の空爆があった場合、現場へ最初に急行するのが民生防衛当局者や救急救命要員の任務で、到着すれば生存者の救出や遺体の収容作業を進める。 同当局の報道担当者は、これら作業に用いているのはごく単純な道具類とし、国連や人道支援団体に対し救助作業に必要な装備品を入手できるよう即座の仲介を求めていると説明した。これら装備品があればがれきの下の遺体収容作業などを続けることが可能と説いた。 ガザ北部にあるシファ病院からイスラエル軍が撤収してから40日間経過したが、「イスラエル占領軍が大規模墓地に埋めた遺体の収容作業は依然続行されている」ともした。 ガザの保健省は