以前の俺は「日本には自主規制が多くクリエーターが自由にモノを作れなくて、そのせいで駄作ができあがる」と思っていた。 そんなとき日本アニメ(ーター)見本市という企画が立ち上がり俺は歓喜した。 「作りたいモノを自由に作れるのなら面白いアニメができるに決まってんじゃん!さぁ、俺に剥き出しの作家生を見せつけてくれ!!」 今になって思えば顔から火が出そうな文字列であるがそんな期待に胸を膨らませていた。 んで、21作品が登場したわけだけどなんか面白い作品あった?俺にはなかった。 絵はキレイだしアイディアも悪くない作品たちだが面白くない、熱き血潮がたぎらない。 かくして俺の「自主規制を取っ払えば面白いものができる」幻想は砕け散ったのだ。