女性向けキュレーションメディア「MERY」、恋愛・婚活マッチングサービス「pairs」、チケット売買サイト「チケットキャンプ」——。これらのサービスを手がける3人の起業家に共通点がある。 それは、自分自身でサービスを立ち上げ、大手企業に事業売却を果たしたことだ。MERY運営のペロリはDeNAに、pairs運営のエウレカは米IACグループに、チケットキャンプ運営のフンザはミクシィに事業を売却した。 3人の起業家は、ゼロからプロダクトを生み出すにあたって、何を重視していたのか。8月4日にペロリが主催したイベントで、同社の中川綾太郎氏、エウレカの赤坂優氏、フンザの笹森良氏が「今だから大事だといえること」を語った。 志の高いビジョンよりも「勝てる」戦略が大事 中川綾太郎氏(以下、中川):今日は、どうやってサービスを作り、伸ばしてきたのかを話していきたいのですが、まずはスライドにある「プロダクトをゼ