いま思うと、とんでもなく的外れな分析だったことは明白なんだけど、その昔、"オタク"というのは「男子の属性」だと思われていた時代があったんですよね。 かつて、"オタク"というのは、一般的には「アニメやコミックなどの趣味に没頭する男子」を指す言葉だったんですよ。20世紀あたりまでは。女子の"オタク"なんてものは、ほとんど存在しなかったかのように語られてたりしたんです。 とんでもない話ですよね。 そもそも、少女マンガというジャンルが存在しているのだから、マンガに親しんでいる女子がたくさんいることなんか、データ上からも明白ですもんね。存在しないことにしてどーする、という話です。 このように、"オタク"には男子しかいない——とまではいかなくても、圧倒的に男子が多いかのように世間一般で認識されていたのは、男子の"オタク"が、かなり以前から、きちんと可視化されていたからなのでしょう。 かつて、男子は、ほ
![野安の電子遊戯工房 ~SNSがもたらしたオタクの可視化と、それに伴う世の中の変化~|野安ゆきお](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d2312654bfab4a0600c0601c627053380dcba382/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd2l930y2yx77uc.cloudfront.net%2Fassets%2Fdefault%2Fdefault_profile_1-9b784003abbac36db44620c7f48629787caea4d53ae4e4f1b710aed18e204e23.png)