中高年ライダーの事故急増=プロテクター着用呼び掛け−警察当局 中高年ライダーの事故急増=プロテクター着用呼び掛け−警察当局 プロテクターを身に着けて出発する「普及推進隊」=10日午後、東京都千代田区の警視庁 オートバイに乗る人のうち、中高年層の死者が急増している。昨年は40〜64歳の181人が死亡し、10年前よりも5割増加した。若い頃にバイクに乗っていた中高年層が、再び乗り始める「リターンライダー」の増加が背景にあるとみられ、警察当局は、事故に遭った際に胴体を守るプロテクターの普及などに力を入れている。 警察庁の統計によると、昨年のバイク乗車中の事故死者は460人で、このうち40代が107人、50代54人、60〜64歳が20人だった。10年前の2002年は、40代が66人、50代36人、60〜64歳14人で、それぞれの世代で4〜6割増えている。 同庁はリターンライダーの増加が要因とみて