[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 マーラーのSym.10はご存知の通り1楽章はほぼ完成に近い段階でしたが、 他の楽章はスケッチが残された状態で、未完となった作品。 マーラーの没後、彼の妻アルマが娘婿のエルンスト・クルシェネクに 補筆完成を依頼し、いわゆるクルシェネク版による第1楽章と第3楽章が完成。 第二次大戦後、イギリスの音楽学者デリック・クックがマーラーの未完の 自筆譜を元に全曲完成。 完成版(第1稿)がゴルトシュミット指揮、フィルハーモニア管弦楽団で BBCで1960年12月19日にラジオ放送された事はご存知の方も多いと思います。 しかしこの放送に先立ってアルマに予め承諾を得ていなかったため、 彼女はラジオの再放送や補筆版総譜による演奏や出版の差し止め要求と いう事態になりました。 一方ニューヨーク・マーラ