侮辱罪を厳罰化する改正刑法の成立を受け、記者会見する木村花さんの母響子さん(左)。右は松永拓也さん=東京都千代田区で2022年6月13日午後4時2分、和田大典撮影 刑法の侮辱罪の法定刑を引き上げて厳罰化する改正刑法が成立した13日、2020年にインターネット上で誹謗(ひぼう)中傷された後に急死したプロレスラーの木村花さん(当時22歳)の母響子さん(45)が東京・永田町で記者会見を開いた。 【動画】木村さん、松永さんが思いを語った 響子さんは、ネット上の中傷被害の深刻な実情を社会に訴える活動を続けており、今回の法改正のきっかけになった。「ネット上の中傷は、本当に犯罪だということを知ってほしかった」と振り返り、改正法成立について「これまでの侮辱罪では抑止力にならなかった。私の中では『やっと』という思いが強い。(支持してくれた人たちに)感謝の思いでいっぱい」と歓迎した。 一方で「成立して終わりで