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ブックマーク / sportsnavi.yahoo.co.jp (7)

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|石川直宏、プロ10年目の覚醒(1/2)

    「石川直宏こそ、積み上げ以外の何ものでもないよね」 今年の冬、長澤徹FC東京U−15深川監督に、こう言われたことを覚えている。 長澤が見つめてきた選手は、10代からスターダムにのし上がるスタープレーヤーとは対極的な苦労人ばかりだ。加地亮(G大阪)、福田健二(イオニコス)、呉章銀(蔚山現代)、マルセロ・マトス(パナシナイコス)、宇留野純(熊)、古橋達弥(山形)……。石川も早くから年代別代表に名を連ねてはいたが、A代表選考レースからは早々に外れ、そればかりか、所属のFC東京でもベンチ外の危機を味わい続けてきた。 「10年続けなければプロとは言えない。続かなかったらアルバイトだ」 それは長澤の口癖であり、石川もさんざん聞かされてきたことだ。 その石川がプロデビュー10年目の今年、J1ゴールランキングの日人トップ(8ゴール=7月1日現在)に立ち、脚光を浴びている。これを積み上げの結果

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|魔術師・マチャラのわな(1/2) W杯アジア地区3次予選 日本代表対バーレーン代表

    バーレーン・ナショナルスタジアム。ゴール裏に王族の肖像画が掲げられている以外、何も変わっていない【 photo by 宇都宮徹壱 】 3年ぶりに訪れたバーレーン・ナショナルスタジアムは、ゴール裏に王族の肖像画が掲げられている以外は、ほとんど何も変わっていなかった。ホコリをかぶったスタンドに、半世紀近く雨風をしのいできたかのようなボロボロの屋根。恐竜を想起させるデザインの照明塔も、仰々しい外見の割には光量に乏しい。  ここ3年でバーレーンの中心街は巨大な高層ビルが林立し、すっかり風景は変わってしまった。しかしビルを建てるお金はあっても、スタジアムを新しくしようとか、座席いすや屋根を取り替えようとか、そういう発想にまではなかなか至らないようだ。  それではバーレーン代表は、どれだけ変わったのだろうか。  13番を付けて中盤で存在感を示していたタラル・ユスフは代表から去ったものの、FWのA・フバ

  • スポーツナビ|サッカー|コラム|Jの付く場所を目指して(1/2) 全国地域リーグ決勝大会・1次ラウンドリポート

    広島スタジアムで開催された地域決勝の光景。今年も日で最も過酷で難しい大会が開幕した【 photo by 宇都宮徹壱 】 11月最後の3連休を私は広島で過ごしていた。ただし目的地は、サンフレッチェ広島のホームゲームが行われる広島ビッグアーチではなく、まったく逆方向の広島スタジアムである。当地では23日から25日にかけて、JFLの登竜門である全国地域リーグ決勝大会(以下、地域決勝)の1次ラウンドが開催されていた。  この地域決勝、現地で取材するのは今年で3回目である。折しも11月下旬から12月初旬にかけては、優勝争い、そして降格・昇格争いと、Jリーグが1年で最も盛り上がる時期。ここ数年は地域決勝とバッティングしてしまうため、現場であれテレビであれ、Jのクライマックスをリアルタイムで見られなくなってしまった。大変残念ではあるが、私はJと同じくらい、この大会にすっかり夢中になっている。  地域決

  • スポーツナビ|世界陸上2007 大阪|露呈した大会運営のつたなさ(1/2) 競歩の山崎、誘導ミスでの“途中棄権”

    男子50キロ競歩でゴール後、倒れ込む山崎勇喜。係員の誘導ミスによる周回不足で競技場に入り、途中棄権扱いとなった=長居陸上競技場【 共同 】 ■幻のゴール 「あの瞬間は金縛り状態になってしまいましたよ。あきれてしまうようなことですね。この大会は来年の北京五輪の選考会でもあるんです。そこで途中棄権ということは、結果が残らないということなんです。評価のしようもないから、山崎は来年の日選手権で結果を残さなければいけなくなったんですね。非常に怒っていますよ」  TBSの生中継で解説を担当していた日陸連の鈴木茂雄競歩部長は、あきれ返ったようにこう言った。9月1日、世界陸上大会8日目の男子50キロ。入賞を狙っていた山崎勇喜(長谷川体育施設)が、競技役員の誘導ミスで1周早く競技場へ入ってしまい、途中棄権という結果に終わってしまったことについてだ。 「6月のサロマ湖100キロウルトラマラソンを歩いた時も

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|ベトナム戦から一夜明けて 日々是亜洲杯2007(7月17日@ハノイ、晴れ)

    テストマッチで決勝ゴールを挙げた佐藤。オーストラリア戦については、特別な思いがある【 photo by 宇都宮徹壱 】 ベトナム戦から一夜明けた17日、日本代表はミ・ディン・ナショナルスタジアムのサブグラウンドで練習を行った。この日のメニューは、スタメン組がランニング中心の軽めのエクササイズ。サブ組は地元クラブと90分間のテストマッチを行い、後半27分の佐藤のゴールで1−0と勝利した。 「スタメンの選手は90分のゲームを何試合もこなしているけれど、サブは6月以降やっていないので、久々にゲーム感覚を取り戻すことができた。スタメンも累積警告やけがの可能性があるから、僕らも90分やっておくのは大事だと思う」  決勝ゴールを決めた佐藤のコメントである。  グループリーグ3試合を終えて、このチームに初めて「スタメン組」「サブ組」というグルーピングが定着しつつある。UAE(アラブ首長国連邦)戦、ベトナ

  • ペルー戦前日 オシム監督会見 キリンチャレンジカップ2007

    ――中村俊と高原、格的なスター選手が2人帰ってきたが、国内組が彼らを意識し過ぎ、リスペクトし過ぎていることについてはどう考えるか?  誰がそうなっているんだ? 具体的に何が聞きたい? ――国内組が彼ら海外組を受け入れるわけだが……  何もそういうことは感じていない。むしろ反対だと思う。海外から戻ってきた選手の方が、日本代表に適応しようと努力している。どちらの選手が優れているかという競争ではなく、双方がお互いに注意、関心をはらうことで日サッカー全体が強くなる。いいことだと思う。問題は何もない。私の予想では、帰ってきた選手たちも国内のリーグで活躍している選手たちも、お互いにシャイで、もう少し打ち解けるのに時間がかかると思った。だが、そんなことはなかった。心配する必要もなかった。お互いノーマルに振る舞っている。それが普通のことだとは思うが。プロの大人として、正しい関係を持っていると思う。

  • スポーツナビ|欧州サッカー|イタリア[セリエA]|激震のイタリアサッカー界の行方(1/2) ホンマヨシカの「セリエA・未来派宣言」

    カターニア−パレルモ戦は発炎筒が投げ込まれて試合が一時中断。試合後には、暴動を鎮圧しようとした警察官が1名死亡する惨事となった【 (C)Getty Images/AFLO 】 2日金曜日に行われたセリエAカンピオナート第22節・カターニア−パレルモ戦後に、カターニアのウルトラス(イタリアでのフーリガンの総称)が暴動を起こした。警備をしていた警察官のうち、1人が死亡し1人が重傷したニュースは、イタリア国内だけでなく世界中を駆けめぐった。日でも各種メディアで既に報道されていると思うが、事件が起こった状況などについて、もう一度振り返ってみたい。  この試合は日曜日に行われる予定だったが、2月3日〜5日の3日間はカターニアの守護神・聖アガタ(SANT'AGATA)を祝うサントゥッツァと呼ばれる伝統的なお祭りが催されるため、金曜日の夜に変更された。  今シーズンのセリエAには、パレルモ、セリエBか

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