(2609号よりつづく) 2004年度,亀田総合病院(千葉県)と静岡がんセンター(静岡県)に新たに感染症科フェローシップ・プログラムが立ち上げられました。感染症の専門研修ができる施設がほとんどない状況の中で,このことはとても大きな出来事と言えるでしょう。 今回は,これらのプログラムを立ち上げた2人の若手感染症科医にご登場いただき,プログラムを通じて何を教えるのか,また,どのような点を重視した教育を行うのかについて,話し合っていただきました。 ■フェローシップでめざすもの 各プログラムの特徴 岩田 亀田総合病院の感染症科フェローシップ・プログラムは2年間で,研修に入るには最低でも初期研修は終わっていることが条件です。プログラムの目標は,自分で感染症をマネジメントし,コンサルテーションを受けることができるということです。日本に合った感染症医を育てることが大切と考えていますので,コミュニケーショ
![医学書院/週刊医学界新聞 【〔連載〕感染症教育の充実をめざして(4)(岩田健太郎,大曲貴夫)】 ( 第2616号 2005年1月10日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1e2e46157030f538ff409136814774f6af5a6473/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.igaku-shoin.co.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fcommon%2Figakushoin.png)