関数やメソッドの修飾構文 関数やメソッドの修飾構文の機能向上は、Python 2.4の拡張のうち、目玉ともいえる部分です。この構文については開発者メーリングリストにおいて、長期間にわたって議論が繰り返されました。関数やメソッドに対する修飾機能そのものはPython 2.2から存在していましたが、専用の構文は用意されていませんでした。 たとえば、クラスメソッドを定義する場合、従来はリスト1のように記述していました。この方法はクラスの記述が複雑になったり、メソッドのコード量が増えると、メソッドの定義部分とクラスメソッドとしての登録部分が離れてしまい、可読性が低下する問題がありました。
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