今日は、梅棹忠夫先生の『知的生産の技術』から、読書法を紹介します。 ① 本の状況を記録する 梅棹先生は、本を手に入れた日・贈ってくれた人の名前・読了日を本に書き込んでいたそうです。こうして、目の前の本を確かに読んだことを記録していったのですね。 ② 本は一気に全部読む 本は筆者の考えが1つにまとまったものなので、本の一部だけをかいつまんで読んでも、筆者の思想を正確には理解できません。したがって、本はなるべく一気に読み終えるようにします。 途中、「重要だ」とか、「おもしろい」といった箇所に出会ったら、線を引いておきましょう。そうすれば、後から読み返した時に自分がどこに注目したかすぐに分かります。梅棹先生は2Bの鉛筆で線を引いていたそうです。 逐一、本文を書き写さないようにしましょう。思考が分断されて、本の内容の全体理解が遅れます。 ③ 一度読んだら、「つん読」して、また読む 読まずに積んでお