技術的負債の問題は全世界でおそらく課題になっていて(笑)皆さん頭を悩ませているんじゃなかろうか。私もずっとそうだ。プログラマとしてもマネージャーとしても、直接的にも間接的にも苦しめられてきた。 そんなこんなで、うまく行かなかったり多少改善したりしつつ、ドメイン駆動設計に出会って、これが突破口になるとは感じて、取り組んできたり研究したりしてきた。とはいえ、目の前の大きな負債に向かうのはモチベーションもわかないし、組織戦略としてどうするかは本当に悩ましい。問題は「技術的負債」と一言で言えるほど単純ではない。組織も人もサービスもシステムもビジネスも絡まり、大きくて複雑だ。 そんなこんなで、増田さんとうなぎを食べに行って、増田さんのその辺の見解を伺ったり、ディスカッションしたりしていたんだが、増田さんが木工職人の例を話しをされていたときに、 「木工職人たちは「一手間」を大事にしていた」 ということ