若者の定住促進を目指し婚活支援を進める兵庫県加西市は、来年2月か3月、同市と小野市を結ぶ北条鉄道の列車を借り切り、婚活イベントを開く。加西市は、イベントを運営する民間事業者の公募を始めた。 官民連携事業の一環で、同市が同鉄道の列車を直接借り切って婚活イベントを行うのは初めて。1車両を借りる料金(1往復約2万2千円)を市が負担し、事業者が列車を使ったイベントを企画・実施する。 北条町駅(加西市)‐粟生駅(小野市)の往復は約50分間で、参加者は列車内で自己紹介などを行う。北条町駅に到着後、駅前の商業施設内にある市地域交流センターに移動。そこで親睦を深めてもらうという日程を加西市は想定している。 同市の担当者は今後、公民館や体育館など市の施設を活用した事業も視野に入れており、「できる限り市の負担を少なくしながら、出会いの場を増やしたい」としている。 応募する事業者は、参加申込書や企画書などを準備